ビーイングバリュー経営を 実践するための10の美意識。 今月のお題は、、「潔さを持つ」 〜足るを知る、潔さを持つ〜 潔(いさぎよ)いとは、 もともとは、引き際をきれいに引くという語。 自分の引き際をきれいにするのは、 経営者にとっては、究極の決断です。 ここでいう潔さを持つとは、 もう少し広い意味で、 人に委ねず、自分で腹を決めるということ。 あれがない、 これが足りない。 足りないを口にする経営者、結構、多いです。 人が採れない。 人が採れたら今度は、 人が入ったけど、思うように動いてくれない。 自分で考えて動こうという意欲が足りない。 じゃあ、この新規プロジェクト、 本人が希望するなら、任せましょうよ、と提案すると、 まだ、知識が足りない。 あいつにあれはムリだ。 こいつにこれはムリだ。 と、任せることに躊躇する。 しまいには、お決まりの 報告が足りない。 経験が足りない。 行動が足りない。 工夫が足りない。 意欲が足りない。 いずれも、一つ一つはその通りなのだと思いますが、 "足りない思考"でいると、いつまでも、 “足りない”が、できない理由、やらない言い訳になりがちです。 この経営者の”足りない思考”こそが、 組織を萎縮させ、ともすると、 縮小均衡を招きます。 潔く、”足りない思考”をやめる。 “不足の囚われ”を、自分で潔くはずす。 実は、食材は揃っている。 あとは、どう料理するかだと、頭を切り替える。 もしくは、目の前にある食材で、 どう美味しく料理を作るかを考える。 そこで重要なのは、たし算ではなく、 組織の中にかけ算を起こすこと。 以前、テレビのドキュメンタリー番組で、 若き天才フレンチシェフが語っていました。 「食材に熱を加えると、別物に変化するんです。 この変化を扱うのが、シエフの仕事、調理の醍醐味です。」 食材の力を引き立てるように、 各人が持っている力を最大限発揮させる。 食材ならず人材をかけ合わせ、 熱を加えて、変化させる。 ビーイングバリュー経営では、 これを「全人的触発」と言っています。 組織のシエフ、経営者の腕の見せどころです! それでは、今日も素敵な一日を!
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