地球が続くことを行う1

10の美意識

ビーイングバリュー経営を
実践するための10の美意識。

今月のお題は、、
「地球が続くことを行う」

~全体最適視点〜

その仕事は、地球が続くことに
役に立っているのか。

究極の”全体最適”視点の問いかけです。

先般、熱海で大規模な土砂崩れが発生しました。

原因究明は途上なので、
断定的なことは言えませんが、
これまでの報道では、
盛り土が要因ではないかといわれています。

盛り土部分がそっくり剥がれ落ちるように
流れ崩れ、えぐれた斜面から大量の水が
吹き出している状況が報道されています。

谷あいを崩して盛り土した際に、
水流を崩し、適切な後対応が
されていなかった可能性があると
いうことです。

山林を伐採すれば、
それまで樹木が担っていた
水の流れが断ち切られ、
山の保水力が低下します。

山の地中の水の流れに歪みが生じ、
大雨で歪みが決壊する。

もし、そうであるなら、
山の自然な循環を損ねたことによる
人間が地球に歪みを与えた人災です。

上層部に太陽光パネルがあり、
今回は、すでに盛り土になった土地を
購入して設置したとのことですので
直接的な要因かは不明ですが、
山あい設置の太陽光パネルに関しては
台風など大雨降雨時の崖崩れが
全国で多数発生し、
社会問題化しています。

脱炭素そいう大命題のもと
東日本震災以降
再生可能エネルギーの活用は
国策として推進しています。

太陽光発電は、その一番手です。

温暖化回避という
”地球が続く”ための優先手段として
推進されています。

太陽光パネル自体は、かなりの部分が
再利用可能な素材で作られており、
循環思想に基づいた事業となっています。

しかしながら、
推進の結果、山あい設置による
山林伐採という別の歪みを作り、
地球が続くことを損なうことになる。

手段が目的化することの
典型的な危険事象です。

より本質的な全体最適視点が
問われる命題です。

人間中心視点ではなく、
地球が続くこと視点で捉える。

その事業は、
地球が続くことに帰する事業ですか。

視座を上げて俯瞰する。

その上で、表層的ではない、
本質的に掘り下げた問いかけが
必要です。

それでは、今日も素敵な一日を!

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