地球が続くことを行う2

10の美意識

ビーイングバリュー経営を
実践するための10の美意識。

今月のお題は、、
「地球が続くことを行う」

~雲の声を聞く〜

雲研究者、荒木健太郎氏の言葉です。

雲は、時にユーモラスに人を和ませてくれます。
夕日があたり輝く風景は、自然が生むアートです。
一方で、雨を降らせるのも雲です。
ゲリラ豪雨など、生活を脅かす存在にもなります。

荒木氏は、雲研究の若き第一人者で、
研究者というだけでなく
雲の魅力や豪雨のリスクなどを
広くわかりやすく解説する活動も
積極的に行われています。

映画「天気の子」の監修もされ、
話題になりました。

先日、TV番組”情熱大陸”に登場され、
ご自分の仕事を「雲を掴む」のが仕事だと
言われていました。

荒木氏がやっていること。

日々、空を見上げ、雲を観察する。
観測データと重ね合わせて、雲の変化を分析し、
豪雨の仕組み、予兆の把握などに取組む。
綺麗な雲があれば、スマホで撮影し、
SNSに投稿し、雲の魅力を情宣する。

雨の予兆を探る。
視覚だけでなく、五感で雲の変化を読み取る。

これを、荒木氏は、
「雲の声を聞く」と表現されています。

地球の活動は、
まだまだ解明されていないことばかりです。
雲も然り。

雲ができる仕組みは、理科の教科書に
説明されていて、実験で雲を作ることも
紹介されています。

ゲリラ豪雨は、線状降水帯が起こすことは
わかっていますが、
線状降水帯は、どのような状況になると
できるのかは、未解明です。
気温、風向き、時刻、地形など複数の要素が
絡み合って生成されるため、
体系立てた分析はなかなか困難です、

だから、観察し続ける。
五感とデータを重ねあわせて、観察し続けるのです。

組織も同じです。

メンバーの状況、組織内の空気を観察する。
何か危ない兆候は、ないか。
視覚だけでなく、五感で組織の状況を感じとります。

これに、目に見える数値を重ね合わせます。
目に見える数値成果だけに目を向ける経営者が
いらっしゃいますが、
これでは、組織の動きは、把握できません。

観察する。
見えない組織の声を聞く。

経営者の皆さん、組織の観察されていますか。

それでは、今日も素敵な一日を!

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